1歳を過ぎたらそろそろ卒乳しなきゃ、なんて思っていませんか。
私が持っていた育児書なんかにも、「3食がきっちり食べられるようになったらそろそろおっぱいやめましょう」なんていうことが書いてあったと思います。(うろ覚えですが、、)
なので一人目だった娘の時は、しっかり1歳2か月で卒乳しました。
ところが、息子はなんと4歳で卒乳です!!あはは。
今回は4歳で卒乳した息子と私のおっぱい思い出話をお伝えしようと思います。
「2歳までに8割が卒乳するというのに、うちの子は大丈夫なの?!」と悩んでいるママ、うちは4歳ですよ~。大丈夫です!!
娘の卒乳の時は、、
息子の話の前に、娘の卒乳の話を少し。
1人目だった娘の時は、「1歳すぎたら卒乳すべき」と思っていた私。
子育てについて若葉マークだったので、とにかく育児書やインターネットの情報を見て「こうすべき、こうあらなければ」と思っていました。
月齢が上がるたびに育児書やインターネットの「〇か月の赤ちゃんの成長」という項目を読み、自分の子どもがその通りに成長しているか、母としてその成長をサポートできているか、しっかりチェックしできる限りサポートできるよう行動していました。
他の子どもの成長と我が子の成長をついつい比較してしまったりもしていました。
ガッチガチで心にも余裕がない状態での育児だったので、娘にはよくイライラしていました。
ある時はそのイライラで家の壁をブチ割ったことも、、
卒乳に関しても、インターネットの情報、育児書の情報、友達が1歳くらいで卒乳した、なんていう情報から自分も1歳過ぎたら卒乳しよう、しなければ、なんて思っていました。
友達の話では、1歳になったらおっぱいにアンパンマンの顔を書いて、もうおっぱいないよ、とか言い聞かせたり、夜はダンナさんんが泣きまくる子どもを抱っこして頑張ったりしたという話を聞いて、「卒乳は頑張ってやるものだ」とも思っていました。
そして娘が1歳2か月ごろ、おっぱいなしでも寝てくれる日が出てきて、「今やらなきゃ!」ということで、卒乳を決意、実行しました。
でも、おっぱいなしで寝れた日もあったものの、まだ娘にはおっぱいは必要だったようで、毎晩おっぱいがほしくて泣いていました。
それを必死で抱っこしてなだめて寝かせる私。
つらいけれど、ここで負けてはいけない、頑張らなきゃ、と必死でした。
そして、そんな日が何日かたち、娘はおっぱいなしで寝られるようになりました。
卒乳すると娘は夜中に1度も起きることなく寝てくれるようになり、私も一晩中ぐっすり寝られるようになりとっても快適に。
何より「やるべきことをちゃんとやれた私」みたいなところにとても満足していました。
4歳で卒乳したママに遭遇する
無事に1歳2か月で卒乳できた私。
おっぱいの中に母乳が残っていると自分にも、次にそのおっぱいを飲む子どもにも良くないようなので、お世話になっている助産師さんのところに「卒乳おっぱいケア」をしに行きました。
卒乳時のおっぱいケアをせず、古いおっぱいを残したままだと、次の子はその古いおっぱいを飲まないといけなくなって、アトピーやアレルギーの原因になるそうなので、卒乳したらしっかり古いおっぱいは絞り出してくださいね!(自分ではできないから専門の人に)
そこで私の次の予約でおっぱいケアをしにきたママが、なんと4歳で卒乳したママでした。
「え?!4歳?!!」と私が驚くと、
助産師さんが「そんなんふつうやで~、いっぱいいるよ」なんて言うんです!!
実は、この助産師さん、子どもが11人もいるスペシャルママでもあるんです。
そうなん?卒乳って2歳までにはするべきって思っていたけど、そうじゃないんや、、
と衝撃でした。
もしかしたら、娘にももっとおっぱいをあげたら良かったのかもしれません。
もし、おっぱい育児でお悩みならこのスペシャル助産師さんにまず相談されるのがいいと思います。(おっぱい以外の相談も)
育児書どおりの回答でなく、実践、経験でのアドバイスをもらえると思いますよ。
助産院ばぶばぶのHISAKOさんという方です。
助産院は大阪の阿倍野にあるのですが、直接会えなくてもホームページでWEB相談されているようです。
ホームページでは子育てQ&Aもされているので、ホームページを見に行くだけでも子育てのヒントがもらえるかもしれません。
私はHISAKOさんに2人目の産み分け相談もしたこともあります。
なんと、当時は8人?のママだったのですが、すべて思った狙ったとおり産み分けできたそうです。
スゴイでしょ。私も望んだとおり2人目は男の子を授かることができました。
ちょっと話がズレてしまいましたが、、私はこの助産院で
そっかぁ、おっぱいは絶対に2歳までに辞めなくてもいいんや
と心に刻んだのでした。
おっぱいが大好きだった息子
そして息子が誕生します。
息子はめっちゃおっぱいが大好き。おっぱい星人でした。
そんな息子とのおっぱいの思い出を少し、、
①会社のクリスマスパーティーの夜の思い出
うちの会社は12月になると毎年「クリスマスパーティー」が開催されます。
普段の飲み会はお断りしていたのですが、「クリスマスパーティー」は社内で1番の行事なのでダンナさんの了承をもらい、行くことにしました。
当時息子は1歳半だったのですが、まだまだガンガンおっぱいを飲んでいました。(娘の卒乳時にあった4歳で卒乳したママの影響で、私も卒乳する気ゼロでした)
クリスマスパーティーが9時ごろに終わるので、家に帰るのは10時ごろになってしまいます。
はたして息子はおっぱいがないお父さんの寝かしつけで寝ることができるのか、、さすがに10時くらいになったら眠くて寝るんちゃうかなんて考えていたのですが、、
帰り道、家の4軒隣あたりから「ウギャー!!!」とすごい泣き声が聞こえてきます。
え?!まさかこの泣き声は我が息子か?!と急いで家に帰ると、大好きなおっぱいで寝られない息子は大パニックになって泣きわめいていました(>_<)
そしてぐったり疲れたダンナさんの姿。。
急いでおっぱいを差し出すとすごい勢いでかぶりつき、すごい勢いで飲み始めます。
そしてありつけなかった分、飲みすぎたようで胃袋のキャパオーバー、ゲボっと飲んだおっぱいをもどしてしまうのでした。。
どんだけ必死やねん。
息子のおっぱい好きパワーを見せつけられた衝撃の思い出でした。
②息子が入院した時の思い出
息子が2歳になったころ、高熱がでて、「ただの風邪かな」と思っていたのですが、なかなか下がらず、、
行きつけの小児科で血液検査をしてもらったら、「白血球の数値が低いです。大きな病院を紹介するから詳しくみてもらってください」ということで入院することに。
結局、何が原因だったか分からないのですが、5日間くらい入院しました。
子どもが入院されたことがある方はよくご存じかと思うのですが、子どもが入院したら親も一緒に入院です。
しかも、ベッドから子どもが落ちないようにベッドは高い柵で囲まれていて、その中で子どもと寝泊まりすることになります。
まるで動物園にいるサルみたいな生活、、、
そして息子は超おっぱい好き。2歳。
高熱で入院したものの、すぐに元気になって、そんな息子との檻の中の生活はめっちゃツラいものでした。
当時やっていた戦隊モノのDVDを病室で見せるもすぐ飽き、「おっぱい」と言います。。
同じ病室には他の子どももいたので、さすがの私もちょっと恥ずかしいと思い、他のもので気をそらそうとしたのですが、、
オッペーイ!!!!
(おっぱい)
と小児病棟中響く声で息子が叫びます。。
こりゃ、いかん!とあわてておっぱいをあげる私。
おっぱいをあげたらおとなしく檻の中で過ごしてくれたので、おっぱいが良かったのか悪かったのか、、
これも息子のおっぱい好きパワーを見せつけられた思い出です。
③普段のお風呂の思い出
一緒にお風呂に入ってもおっぱいを吸おうと狙ってくる息子。
最初は湯舟につかっているおっぱいを吸おうとしてお湯にもぐり「ゲホッ」とお湯を飲んでいたのですが、そのうちおっぱいを自分の手で持ち上げてお湯からおっぱいを出してから飲むように、、
知恵をしぼる我が子の成長に微笑ましくも、「おっぱい好き半端ねーな」とこれもおっぱい好きパワーをみせつけられた思い出です。
私も息子とのスキンシップを楽しんでいた
そんなおっぱい好きの息子だったからというのもありますが、おっぱいをやめなかったのは、私も息子とのおっぱいタイムが大好きで幸せな時間だったからです。
娘の時は、「1歳過ぎたらやめなきゃいけない」と思いこんでいて、おっぱいをやめてしまいましたが、息子の時はその考えがなくなり、「あげられるまであげたい」と思っていました。
自分の年齢と生活費のことを考えると子どもは2人までと決めていたので、息子が最後のおっぱいとなるワケです。
私にも執着がありました。
おっぱいを吸う我が子はとてもかわいくて、ほのぼの幸せな気分になります。
特に息子なんてあと何年かしたら「ケッ。おばはん、あっちいけ。うっとうしいんじゃ」なんて言われるんやろうから、「おかあさん、おっぱい」って寄ってきてくれる息子との時間を楽しもうと思っていました。
娘は1歳2か月でおっぱいを辞めたのですが、そのあとは私の髪の毛を触りながら寝ていました。
娘はおっぱいを飲むときずっと私の髪を触っていたので、娘にとっておっぱいの代わりが髪の毛だったのかな、、と思うと「ムリやりおっぱいをとってごめんね」と思います。
「2人目がほしいから生理をもどしたい」とか「夜中の授乳がめっちゃツラい」とか辞めたい理由がなければ、私は2歳までに辞めなくても全然いいと思います。
育児書やインターネットにそう書いてあるから、周りがみんな卒乳するから、という他人軸の理由だったら無理して辞める必要はないと思います。
でも、、授乳し続けて失敗しちゃったこと
こんなカンジで息子とのおっぱい生活を満喫した私でしたが、ひとつ、このせいで失敗したことがあります。
それは虫歯。
ちょうどおっぱいをくわえる、上の真ん中の歯の隙間に虫歯ができてしまったのです(>_<)
歯医者さんに「まだ授乳しているのですが、それが原因でしょうか、、、」と聞くと「この場所の虫歯はそうでしょうねぇ」と言われてしまいました。
寝る前には歯磨きをしますが、寝ている間にもおっぱいを吸うので、その夜中のおっぱいのせいで虫歯になってしまったようです。
母乳はミルクにくらべて虫歯になりにくいそうなのですが、寝ている間は唾液が少なくなって虫歯菌が活発になるので、寝る前や寝ながら母乳を飲むと、どうしても虫歯になってしまいやすいそうです。
寝る前にしっかりと歯磨きをして虫歯菌を減らすことが大切だったようですが、できていなかったようです。。
一番いいのは、おっぱいの後にガーゼで歯を磨いてあげることのようですが、さすがにこれは現実的ではない気がします。
もし、夜中の授乳を続けていくのでしたら、寝る前の歯磨きはしっかりとしてあげてください!!!
4歳の誕生日に卒乳を決意
授乳のせいで息子の歯を虫歯にしてしまったのは、「もうそろそろおっぱいをやめたほうがいいのかもしれない。」と私がおっぱいの執着を捨てる大きなきっかけになりました。
3歳半ごろになると、息子はもう私がいなくても、お姉ちゃんと一緒におばあちゃんの家にお泊りに行って、おっぱいなしでも寝られるようになっていて、あとは私がいつ息子に「おっぱいバイバイしようか」と言い出すかだけでした。
そして、「もう十分、息子とのおっぱい時間を楽しんだな」と納得し、4歳の誕生日で卒乳すると決めたのでした。
息子に「4歳のお兄ちゃんになったらおっぱいバイバイしようか」と息子に言い、「ウン」と息子も言ってくれたので卒乳決行です!
カレンダーの息子の誕生日に〇を書いて、1か月前からカウントダウンしていきます。
ときどき、「この日は何の日やった~?」と息子に聞き、自分の4歳の誕生日で卒乳する日ということを意識させていました。
そして、3歳最後の日の夜。
「これでおっぱい最後だよ~」と言って最後のおっぱいタイムを2人で楽しみました。
「やっぱり寂しいな~。でも決めちゃったしな」と私も最後に心が揺れましたが、そこはぐっとガマンです。
ついに4歳の誕生日。
息子は「おっぱい~」といつもの調子でやってきましたが、「もう4歳のお兄ちゃんになったからおっぱいバイバイやったよね」というと「あ、そうやった」とちょっと寂しそうにしていましたが、おっぱいバイバイしてくれました。
そして息子はひとつお兄ちゃんになったのでした。
まとめ
育児書に、インターネットに「2歳までに卒乳すべき」と書いてあるから卒乳しないといけない、、ということはないと思います。
子どももおっぱいを必要としていて、自分も辞めたい理由がないならば、満足するまで授乳してもいいと思います。
実際に私は4歳まで授乳して、世間ではかっこ悪い親子なのかもしれませんが、後悔はありません。
ただ、夜の授乳のせいで虫歯にしてしまったので、それは失敗したかな~と思いますが、、
寝る前にしっかり歯磨きをしてあげれば、この失敗は防げると思います。
おっぱい育児でお悩みなら、この記事で紹介したHISAKOさんに相談されるのがいいと思います!
(なんと、8歳で卒乳したという母娘の話なんかもブログで書かれています)
ブログを読むだけでも参考になると思いますよ~。
読んでいただきありがとうございました。